楽器について

”箏(こと)”とは?

弦と共鳴胴の間に柱(じ)を立てて調弦するツィター属の撥弦楽器で、いわゆる日本の伝統楽器の箏だけでなく、中国の古筝やモンゴルのヤトガ、朝鮮の伽耶琴など東アジアを中心とした様々な国や地域に見られます。

 

ヤトガ(モンゴル箏)について

ヤトガ(モンゴル箏)とは主にモンゴル国や中国内モンゴル自治区で演奏される楽器をさします。

 

古くは13世紀チンギス・ハーンの時代から王宮で演奏されていたという記録が残っています。

 

演奏者が楽器を膝の上に乗せ、義爪を用いず指で直接弦を弾いて音を出す奏法が特徴的です。

 

馬頭琴(モリンホール)の伴奏楽器として用いられることが多いですが、ソロ演奏にも対応できます。

※日本語表記は統一されておらず、ヤトガのほかヤタガ・ヤタグ等の表記もみられますが、いずれも同じ楽器をさします。